稲は米、ワラ、糠、モミ、根株と、すべて捨てるものがない作物ですが、特にワラは燃料や牛や馬の飼料、しめ縄や生活用品、農具等にそして最後は肥料になり、人々の生活を支えてきました。
しかしワラは傷みやすいためその保存、貯蔵方法として各地でいろいろな形で藁塚が作られていました。
「フナノ」は見沼地域等でかつて作られていたという藁塚です。名前の由来は不明ですが形が船に似ているからではないか、ともいわれています。
「フナノ」は貴重な稲作文化の遺産と言えます。
わら細工の取組みは、2009年の第2回のフナノ制作がきっかけとなり、現在のわら細工講師にワラを分けたのがはじまりでした。
2012年以降、埼玉大学や地域の公民館、中学校からわら細工の指導の依頼があり、わら細工の面白さとワラの大切さを伝える活動へと拡がり、今日に至っています。
「見沼のフナノ」について詳しくはこちらから
「わら細工」について詳しくはこちらから