田植えの手順

いよいよ田植えです。

田植えってどうやるの? 初めてだけどできるかな?

苗の持ち方や植え方、見沼ファーム21の体験水田での田植えの手順などを

まとめてみました。

体験水田の田植え

見沼ファーム21の体験水田の田植えはポット苗を使った手植えの作業です。

 

は、専用のポット育苗箱を使って葉齢4.5葉(草丈約15㎝)以上に育苗した成苗を使います。

ポット苗

ポット苗はポットの中にしっかりと根をはっているため、その根を切り取ってしまうことなく田植えを行うことができます。

疎植

播種時に1穴2粒の薄播きを行い、4.5葉以上に育てた成苗を疎植することで、活着がより早く促され、深水管理が可能となります。

深水にすると、土の表面は酸欠になり、微生物の働きで雑草の発根を阻害します。

また、太陽光をしっかり受けて、茎が太く倒伏しにくく、風を受けることで葉肉が固く病害虫に強い稲となり、有機稲作が可能になります。

ポット苗を使った有機稲作は多様な生物の復活を促し、自然再生力を高める自然循環型農法です。田んぼに生きる小動物が土をかき混ぜ、発芽した小さな雑草を浮かせたり、水を濁らせて雑草の発芽を押さえます。

横縄植え

横一列にならんで、一列ずつ植えていきます。

植えていないところがないように、周りを見ながら植えていきます。

うしろに下がりながら植え進めていきます。

田植えの手順

苗の持ち方

鉛筆を持つように、指を伸ばして苗の根元を持ちます

苗の植え方

苗を持ったまま、指の第一関節までしっかりと土の中に入れます。

土の中で指を離します。

植える場所と目安

田植え用のガイドロープには、30㌢間隔に目印がついています。

大人は3か所、子どもは2か所を目安に植えます。

お子さんの年齢によっては無理なく田植えができるように1か所だけ植えるなどの対応したり、田んぼや参加人数などの状況で変わる場合があります。

ロープの印の手前(体側)に1株ずつ植えます。あまりロープから離れすぎないように気を付けましょう。

植えていないところがないか、自分の周りをよく見て確認しましょう。

作業の手順

1.   スタッフの指示(苗を植える範囲:ロープの印の位置)に従って田んぼに入ったら、自分の植えるロープの印の位置を確認しておきましょう。

2.   田植えロープがセットされ、スタッフの「植えてください」という掛け声があってから苗を植えましょう。苗はロープの印の手前に1株ずつ植えます。

3.   植えたら一歩後ろに下がり、さっき立っていた場所(これから植える場所になります)の足跡を土を寄せて平らに直しましょう。

4.   スタッフの次の指示を待ちます。

お願いと注意

田んぼには親子で一緒に入り、作業しましょう。

*大人の方の間にお子さんが入るように並んでください。大人の方には子どもの作業の手助けをお願いします。植え残しや足跡がきれいに塞げているかなどを確認し、手助けをお願いします。

*早さを競うものではありません。慌てずにしっかりと植えましょう。

*苗は深く植えすぎると、水に浸かりすぎて枯れてしまいます。また、苗が倒れるほど浅く植えすぎると風や水の流れで流されてしまいます。足跡の穴や土の盛り上がりは必ず平らにならしましょう。

*田んぼの中は田植えがしやすいように、「代かき」という作業をしてあります。田んぼの中で走ったり、歩き回ったり、泳いだり、遊んだりすると、代かきで平らに整えた田んぼの土がぐちゃぐちゃになって田植えができなくなってしまいます。静かに歩きましょう。

*田んぼ脇の水路の取水口の蓋や石、ブロックなどは田んぼへの取水量を管理する大切なものです。

 触ったり、動かしたりするのはやめましょう。

*熱中症対策として、作業を始める前に水分を補給しましょう。田んぼでの作業中は、途中での水分補給

 は難しくなります。熱中症予防のために作業の前に必ず水分を取りましょう。マスク着用時はマスク内

 の湿度により、のどの渇きに気が付きにくいと言われております。十分にご注意ください。


田んぼの中で足が抜けなくなったら

足が抜けない💦

泥の中で足がはまってしまったら、力ずくで抜こうと思ってもなかなか抜けません。

勢いあまって尻もち  次の日全身が筋肉痛 なんてことも💦💦

 

そんな時は慌てずに、かかとを浮かせてつま先立ちになるようにしてそっと足を抜いてみてください。

泥からの抵抗が少なくなって、抜けやすくなりますよ!