見沼たんぼ
ありがとう米
米づくり・農業のPRと社会貢献活動
「見沼たんぼありがとう米」という名称は、稲を育む見沼田んぼの土や水などの自然への感謝、米作りに汗を流し努力する会員への感謝、そして収穫への感謝の思いを込め、つけた名称です。
2006年から2021年までの16年間に、のべ736団体28,767㎏に提供できました。
◆経緯と意義
見沼ファーム21の体験水田米作り活動が県の委託を受け始まった1999年以降、年々委託されるたんぼの数と面積が増え、収穫量も増加したことや、社会的貢献の観点から収穫米を活用できないかとの意見が会員から出され、収穫米を提供する団体を公募する「見沼田んぼありがとう米」という名称 の活動が2006年からスタートしました。
見沼たんぼありがとう米は、各団体・グループの活動への支援的な意義があるだけでなく、見沼田んぼについて、また米作りや農業に関心を持ってもらうきっかけとしてのPR活動でもあります。また会の「社会貢献」活動の一つと考えています。
県からの委託を受けての活動の成果物としての収穫米の配布という観点から、「見沼たんぼありがとう米」は県との連名で公募することになり、配布先は見沼ファーム21の選考会議に諮り、県に報告し決定しています。
この活動は見沼ファーム21の会員相互の努力、協力ですすめられ、行政や見沼田んぼ関係者からも高い評価を得ているとともに、口コミで市民にも広く拡がるなど、多方面から関心が寄せられています。
提供した団体・グループからは「見沼たんぼありがとう米」を活用した報告や感謝の手紙が数多く寄せられるなど、大変喜ばれています。
■ありがとう米の提供団体数
団体の分類 団体数
高齢者福祉団体 135
障害者福祉団体 179
児童福祉団体 108
一般市民団体 122
教育関係 160
環境保護団体 32
合計 736
提供量 28,767キログラム
※2006年~2021年までの累計数
■提供団体からのお礼状
◆美味しく楽しくみんなでつくる「御結び」やどかりの里
毎年楽しみにしている見沼ファーム21の「ありがとう米」、サポートステーションのやどかりでは、料理教室のプログラム参加メンバーが中心となって、ありがとう米を使った「御結びの会」を企画しました。
楽しく美味しくをコンセプトに、みんなでおむすびを握って食べる時間となりました。11月に見沼ファームの方にご招待いただいて収穫した里芋を使った豚汁といっしょに炊き立てのありがとう米で「あちち、あちち」と息を吹きかけながら、かわいいサイズのものから両手では握りきれない大きさのものまで個性あふれる「御結び」が出来上がりました。
1人2個までとしましたが、あまりに1個の大きさが大きくて、お米が足りず、急遽炊き足してのアクシデントも楽しい思い出となりました。
「食」をみんなで楽しめる機会をこれからもたくさん作っていきたいと思います。